四暗刻(スーアンコウ)役満で勝機をつかめ!
- 四暗刻 (スーアンコウ)
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暗刻のみで4面子を揃える
- 役満
- 門前のみ
- 出現率:0.04%
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4つの面子を全て暗刻で揃える。シャボ待ちでロンをした場合、アガり牌で作られる面子は明刻として扱われるので、四暗刻は成立しません。
四暗刻は役満の中で最もアガり易いと言われる役です。四暗刻が狙える手牌でも途中で心が折れてトイトイでアガったりしていませんか?もちろんそれでも構いませんが、何となくトイトイにするのではなく、四暗刻に向かうべきか、トイトイに向かうべきかのポイントを少し考えてみましょう!
1. 四暗刻の基本情報
- 四暗刻 (スーアンコウ)
-
暗刻のみで4面子を揃える
- 役満
- 門前のみ
- 出現率:0.04%
-
4つの面子を全て暗刻で揃える。シャボ待ちでロンをした場合、アガり牌で作られる面子は明刻として扱われるので、四暗刻は成立しません。
四暗刻は役満の中では最も出現率の高い役です。とは言え、暗刻を4つも揃えることは並大抵の精神力ではできません!大概、途中で鳴いてトイトイに落ち着きます(笑)
2. 役満を逃さない四暗刻の待ち
四暗刻は刻子のみで作られる役なので、テンパイ時の待ちは必ず単騎待ちかシャボ待ちのどちらかになります。単純に考えれば、シャボ待ちの方が待ち牌の数が多く有利となるのですが、四暗刻の場合はちょっと事情が異なります。それぞれの待ちの特徴を見てみましょう。
四暗刻 単騎待ち(タンキ待ち)














四暗刻の単騎待ちは、ご覧の通り既に4つの暗刻が揃っている状態で、アタマ部分を単騎で待つ形を言います。この状態で四暗刻の条件である4つの暗刻が揃っているので役満は確定しています。ちなみに、単騎待ちでアガった四暗刻をスッタンと呼んだりします。
また、アタマの単騎待ちなので、待ちを自由に変える事が出来ます。場の状況を見て、より出そうな牌をツモったら、待ちを変えてみましょう。
もちろんリーチはかけません!リーチをかけても役満の点数は変わりませんし、待ちを変える事が出来なくなります。また、相手に降りられてしまってはロンの可能性が減ってしまいます。
四暗刻 双碰(シャンポン)待ち















これが四暗刻のシャボ待ちです。ちなみに、双碰(シャンポン)待ちが正式ですが、シャボ待ちの通称の方が良く使われます。
四暗刻のシャボ待ちでは注意しなければならない点があります。それは、テンパイの時点では暗刻が3組しかなく、四暗刻の条件を満たしていないことです。アガりと同時に4組目が揃うから問題無いと思うかもしれませんが、それは違います。ロンでアガった場合、そのロンで完成した刻子は明刻として扱われます。つまり、四暗刻のシャボ待ちはツモでアガらないと四暗刻が成立しないのです。ちなみに、シャボ待ちからのツモでアガった四暗刻をツモスーと呼んだりします。
四暗刻のシャボ待ちにはもう一つ注意点があります。稀にですが、下記のようなシャボ待ちになる事があります。













何が問題かと言うと、実はこれシャボ待ち以外に別の待ちが潜んでいるんです。分かりますか?ちょっと並べ替えてみましょう。













このようにをアタマとて見ると、の順子が見えてきます。そして、その場合の両面待ちがあるのが分かります。この待ちを見逃してフリテンにならないよう注意しましょう。
ちなみに、上記をでアガった場合は一盃口、でアガった場合はなんと役無しです。四暗刻には程遠いですね。
四暗刻はリーチをかける?
役満の場合、点数は変わらないですし、相手が警戒してしまうので、リーチをしないケースが多いです。しかし、四暗刻ではあえてリーチをかける選択をする場合があります。
単騎待ち(スッタン)の場合
単騎待ちの場合、やなど、安牌になりそう(つまり、安易に捨てられそう)な牌を待つ場合が多いと思います。リーチする事で、それらの牌を積極的に捨てさせるのを狙います。また、筋(スジ)引っ掛けを利用したリーチも考えられます。筋引っ掛けとは、筋(スジ)と呼ばれる振り込みを回避する考え方を逆手に取って、相手に振り込ませる罠のようなものです。詳しくは下記の関連記事をご覧ください。
シャボ待ち(ツモスー)の場合
先に書いた通り、シャボ待ちで四暗刻を成立させるにはツモでアガるしかありません。ロンでのアガりを捨てて、ツモアガりで確実に四暗刻を目指すと決めた場合は、リーチをかけても良いでしょう。リーチをかける事により相手をけん制し、手を遅らせるのが目的です。
3. 四暗刻の役満戦略
四暗刻を狙う際に一番悩ましいのが、トイトイや三暗刻で早くアガってしまいたいという誘惑との闘いではないでしょうか?四暗刻は役満の中では出現率が高いですが、それでも役満ですから簡単にアガれる役ではありません。最終的にアガれないくらいなら、トイトイでも良いからアガった方が得だ思うのは当然ですよね。
とは言え、滅多にない役満のチャンスを逃すのも勿体ないし、悩ましいですよね。そこで、四暗刻に向かうか、はたまた道をそれてトイトイなどに向かうか、道しるべとなるポイントを3つ挙げてみましょう。
- スピードと点数を天秤にかける!
- 本当にトイトイでアガれる?
- 尖張牌(センチャンパイ)はあるか!
スピードと点数を天秤にかける!
やはり、基本となるのは現状をしっかり把握して、今必要なのがアガる事なのか、リスクを負ってでも高得点を目指す事なのかを見極める事です。
もし自分が親で連荘(レンチャン)を狙いたいのであれば、スピード重視ですよね。更に、役牌やドラの刻子で点数が伸ばせるようであれば、尚更スピード重視に傾くのではないでしょうか。
親であれ子であれ、役満をアガらなければトップを狙えないくらい負けている場合は、気合を入れて四暗刻を狙いましょう。ちなみに、役満は、子で32,000点、親で48,000点です。
本当にトイトイでアガれる?
四暗刻を捨てて早アガりを目指すのであれば、まず考えるのがトイトイでしょう。しかし、トイトイを目指して1鳴きしたものの、次がなかなか鳴けないなんて事があります。













例えば、このように数牌の3~7の対子(トイツ)が多く揃っているような場合、次々と鳴いて行くのは少し難しいかもしれません。それもそのはず、これらの牌は他プレーヤーが順子として使用する場合が多いからです。トイトイを狙うのであれば、数牌の1、2、8、9、またはオタ風など場に出易いトイツを持っていた方が良いでしょう。
尖張牌(センチャンパイ)はあるか!
尖張牌(センチャンパイ)とは、数牌の3と7の事です。これらの暗刻が揃っているかも一つの指標となります。






なぜ尖張牌が重要かと言うと、その理由は尖張牌の利用度の高さにあります。尖張牌は順子の要と言われています。その尖張牌の暗刻を揃えているという事は、他のプレーヤーが順子を作りにくくなり、手作りが遅くなるという事に繋がります。その分、自分がじっくりと四暗刻に向かえるという訳ですね。
もちろんその尖張牌以外の牌で手作りをしている可能性も十分あるので、必ずしも他のプレーヤーの手が遅くなるわけではありませんが、一つの指標として意識してみてください。
4. 驚愕のトリプル役満!
役満を2つ重ねるとダブル役満、3つ重ねるとトリプル役満とするローカルルールがあります。まずお目にかかる事はないと思いますが、四暗刻+大三元+字一色のトリプル役満がこれです!














点数は、役満の3倍になります。アガったらさぞかし気持ちいい事でしょう!
親・・・144,000点
子・・・ 96,000点
5. 編集部から実践アドバイス
ここがポイント!
国士無双、大三元と合わせて役満御三家なんて呼ばれる。
そのくらいそこそこできる役満。
皆さまからのコメントとカジノコンシェルジュからの返信!
トリプル役満、見ているだけで素敵!
コンシェルジュのミライです。
当サイトのご利用誠にありがとうございます。
>トリプル役満、見ているだけで素敵!
トリプル役満ともなると、その牌姿も大変綺麗で素敵なものになりますね。
いつか出逢えることが。。。
今後とも当サイトを宜しくお願い致します。
天鳳で四暗刻を狙ってリーチかけたのですが、ロン和了で三暗刻+トイトイになりました。この時リーチ分の一翻が抜けていましたが、トイトイ扱いだとリーチ分は引かれるのでしょうか?
コンシェルジュのミライです。
当サイトのご利用誠にありがとうございます。
>トイトイ扱いだとリーチ分は引かれるのでしょうか?
引かれません。
お役に立てますと幸いです。
今後とも当サイトを宜しくお願い致します。
鳴いて3アンコウ、トイトイを狙うならやっぱり4アンコウ狙いだな
コンシェルジュのミライです。
当サイトのご利用誠にありがとうございます。
実際、四暗刻の出現率はとても高いので、
意識して狙っていけば、一般的に言われる確率よりさらに成立する可能性が高くなりますね!
スリリングで楽しい麻雀になる予感がします^-^
今後とも当サイトを何卒宜しくお願い申し上げます!
さらに上記の場合はリーチしていないと役が無く、罰符になってしまいます。四暗刻を狙っていたはずが、一転、奈落の底へ落ちるとはまさにこのことですね。
この部分なのですが、どう見てもイーペーコーがあるように見えます。
あと3ピンであるべき部分が2ピンになっています。
コンシェルジュのミライです。
ご指摘誠にありがとうございます。
仰る通り説明や画像に誤りがありました。
早速訂正致しました。
大変失礼いたしました。